「演じる」という行為は、多くの人にとって特別なことではないのかもしれません。
人は社会において、いろいろな役割や立場があります。
そして、大なり小なり、それに相応しいように演技する場面があるからです。
ですが、夢の中であなたが、「あえて、何かを演じている」のだとしたら、少々注意が必要かもしれません。
今回は夢占いで演じる夢があらわす意味について見ていきましょう。
何かを演じる夢 基本的な意味とは?
演じる夢があらわすのは、次の3つの意味です。
- コミュニケーション
- 自己主張
- 未来
1.コミュニケーション
演じる夢は、他者とのコミュニケーションの象徴。
上手に演じられているなら、うまくコミュニケーションが取れているということ。
ただ、今のあなたが建前の自分でいることを表しています。
場合によっては、本心を隠していることに、まだ気づいていないのかもしれません。
一方、緊張から演技がぎこちない、といった場合は対人関係においても気が張り詰めている暗示です。
本音を隠そうとしてもボロが出てしまう恐れもありそうです。
2.自己主張
現実において本音を言うことがはばかられる状況にいる時、演じる夢を見ることがあるようです。
「演技」という建前のもと、夢の中で本音を吐き出しているのでしょう。
あなたが演じている役が、主張したいことをそのまま反映している可能性があります。
共演者を含めて、どんな夢だったのかをよく思い出してみてください。
なお、単純に目立ちたい、人にチヤホヤされたいという願望を反映しているだけのケースもあります。
その辺りは、ご自身の心情と照らし合わせて判断しましょう。
3.未来
予知的な夢の場合、演じている役柄やストーリーが、今後訪れる未来を象徴している可能性も。
特に、現実の世界と見間違うようなリアリティのある夢ほど、その傾向が強いでしょう。
ここまで、演じる夢の基本的な意味について見てきました。
以上を踏まえ、次は演じる夢のパターン別の意味についてご紹介します。
演じる夢 パターン別の意味
1.主役を演じている夢
スポットライトを浴びたい気持ちのあらわれ。
現実の世界では誰かの影に隠れている、という人ほどその傾向が強くなります。
また、言いたいことがあるのに、なかなか言えない環境にいるのかもしれません。
だからこそ、夢の中で主演を張ることで自分の主張をしているのかも。
印象に残るセリフがある場合、そこにあなたの本音が反映されているでしょう。
2.脇役を演じている夢
自己評価が低い暗示です。
あるいは、今の自分のいる役割を軽視しているのかもしれません。
もし、思い当たる場合は、ご自身のためにも考えを改めたほうがいいでしょう。
あなたが生きている今日この瞬間は、他の誰かが生きたくても生きれなかったもの。
軽視するにはもったいなさすぎます。
目の前の現実を肯定的に受け止め、少しずつ好きことを積み重ねていく。
その繰り返しで、状況は次第に好転していくはずですよ。
3.うまく演じられる夢
好演技を披露する夢は、人からの高い評価が得られる予感。
対人関係も順調で、今の環境で求められる役割を十二分にこなせることを示しています。
また、予知的な夢の場合、実際に周りからの人気や注目度がアップする暗示になることもあります。
ただし、普段から周囲の評価に不満を抱いている場合、その不満からくる願望夢かもしれません。
4.うまく演じられない夢
うまく演じられない夢は、対人関係に失敗する暗示です。
求められる役割をうまくこなせず、周りからの評判も下がってしまいそうです。
もし、人前に出るために何か新しいことを始めようとしているのなら、今は控えたほうがよさそう。
もう少し実力をつけるか、環境が整うまで実行の時期を伸ばしたほうが無難です。
5.有名人と共演する夢
強い自己顕示欲のあらわれです。
特に、誰もが知ってる有名人と共演する夢ほど、その意味合いは増すでしょう。
逆に言えば、現実では自分への評価に納得がいっていないということ。
有名人と共演して、うまく演技ができるなら、本当の実力が評価される気運が高まりそうです。
が、演技が下手な夢の場合は、願望に対して実力が伴っていない暗示。
今は時期尚早と見るべきでしょう。

6.魅力的な異性と共演する夢
見知らぬ素敵な異性の共演者と、一緒に演技をしている…
そんな夢を見たら朗報です。
近々、新たな異性との出会いがあることを暗示しています。
もし夢の中でその異性と恋人や夫婦になるとしたら、恋愛関係になる日も近いかもしれません。
演技が自然にできる夢ほど、その傾向は強くなります。
逆に、演技が下手だったり、ぎこちない場合は、出会いを活かすことに苦労する兆しです。

7.知らない人物と共演する夢
知らない同性の人と共演する場合、その人はあなたの分身です。
二人で息の噛み合った演技を見せるなら、あなたにはまだ気付いていない才能、可能性が秘められている暗示です。
演技の内容やセリフなどを思い出すことで、その兆候が見えてくるでしょう。
一方、共演者に嫌な気持ちを抱く場合、それははあなた自らの欠点を暗示しているでしょう。
現実の課題や問題は、その欠点から引き起こされている可能性が高いです。
相手のどの部分が嫌に感じたのか、よく思い出して自分に当てめてみることが大切です。

8.たった一人で演じている夢
ほかの出演者は誰もおらず、一人で演技をしている夢は、あなたが感じている孤独をあらわしています。
独りよがりになっている恐れがありますので、普段の自分の考えや言動をよく見直してみること。
なお、一人芝居でも周りの反応が良い場合は、孤独があなたの力を引き出すことを伝えています。
ひょっとしたらあなたはチームで動くよりも、個人で動くほうが向いているのかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
気づいていないうちに、自分自身を偽ってしまうことはよくあること。
演じる夢を見たら、本当のあなたは何を感じ、どうしたいのか。
一度よく考えてみるといいのかもしれません。
今回の記事があなたの夢を読み解くヒントになれば幸いです。
それでは。