コンビニ、スーパー、ホームセンター、デパート…
私たちは日常的に様々なお店を利用しますよね。
では、あなたが夢の世界で見たお店には一体どんな意味があらわれているのでしょうか?
今回は、夢占いでお店の夢の意味について見ていきましょう。

占術研究家 / 英国占星術協会会員
西洋占星術をメインに、夢占いなどを得意とする。TBS テレビ「王様のブランチ」はじめテレビ、ラジオにも多数出演。著書も出版している。
夢占いでお店の夢があらわす意味とは?
お店の夢は、大きく次の2つをあらわしています。
- 無意識に求めているもの
- 自己顕示欲
お店の夢の夢占いの意味その1 『無意識に求めているもの』
人がお店に行く理由は、「何かを求めているから」に他なりません。
欲しいものがなくてもお店に行くこともありますが、多くの場合、あなたがお店に行く時は何か目的の品物があるはずです。
お店に行く夢は、あなたが「無意識に求めているものがある」という証拠。
あなたの関心のあるもの、必要とするものがお店の夢にはあらわれているのです。
店で売っていたものが印象に残っているとしたら、まずはそれが持つ夢占いの意味に注目しましょう。
お店の夢の夢占いの意味その2 『自己顕示欲』
お店とはつまり、「商品が売られている場所」。
そこから転じて、お店の夢はあなたが自分をアピールしたい気持ちのあらわれです。
特に、あなたがそのお店の店員として登場していたなら、よりその意味合いが強まるでしょう。
なお、あなたが普段からお店で働いている場合は、お店の夢は=仕事の夢と解釈します。
仕事の夢の夢占いの意味もぜひ参考にしてみてくださいね。

なお、お店の夢は、お店の種類によって次のように意味が異なってきます。
コンビニ
毎日の忙しさから、ついつい手軽なものばかりを求めているようです。
私生活では手抜きや不摂生が目立ち始めている可能性も。

スーパー
毎日の生活に、必要な何かが欠けていると感じているようです。
それは一見ありふれたものですが、無くて困るものでしょう。
スーパーでどんな商品を見たり、手に取っていたのかもポイントです。
デパート
仕事や勉強などの面で、大きな可能性を追い求めているようです。
そこで印象に残った商品には、あなたが求めるものの手がかりが示されているでしょう。
ここまでお店の夢の基本的な意味を見てきましたが、いかがでしたか?
ここからは、お店の夢の様々なシチュエーション別の意味についても見ていきます。
お店の夢 シチュエーション別の意味
1.お店に行列ができている夢
たくさんお客さんが来て繁盛しているお店の夢は、自己顕示欲の高まりをあらわしています。
人から注目を集めたい、もっと評価してほしい、といった気持ちが反映されているのでしょう。
特に、あなたが店員として繁盛店で働いている夢なら、よりその気持ちがストレートにあらわれていると言えます。
なお、この夢は、あなたの自己主張が強くなってきている暗示でもあります。
あまり強引になりすぎると人から敬遠されてしまう恐れもあるため、注意が必要です。

2.ガラガラのお店の夢
お客さんのいないガランとしたお店が出てくる夢は、人間関係への自信のなさのあらわれ。
あなたは、人付き合いに悩み、すっかり弱気になってしまっているようです。
ただし、その弱気さが原因で、さらにチャンスを失っている恐れもあります。
少しずつでもいいので勇気を出して、積極的に振る舞う努力が大切です。
なお、この夢は、あなたが孤独を望んでいることをあらわす場合もあります。
周りの人たちとは距離をおいて、何かを見つめ直そうとしているのかもしれませんね。
3.新しいお店が開店する夢
オープンしたてのお店が出てくる夢は、まだ気づいていない長所や才能があなたには備わってるサイン。
ついつい周りの人のことを気にしてしまって、肝心の自分の良さに気づけていないのかもしれません。
そんなあなたに、「早く自分の良さに気づいてほしい」と、深層心理は伝えているのです。
他の誰でもない、自分だけの良さに目を向けてください。
そして、その良さを伸ばすことに集中しましょう。
人と比べてできないこと、足りないものに心を振り回されるのは、もう終わりにしてください。
4.改装中のお店の夢
改装中のお店が出てくるのは、「改善点に目を向けなさい」というメッセージ。
あなたの普段の習慣、考え方、行動に何か改めるべき点があるようです。
また、あなたが長年抱えているコンプレックスがそこに含まれる場合もあるでしょう。
今、何らかの問題を抱えているとしたら、それが大きな原因となっているのです。
まずはじっくりと自分自身のことを振り返ってみましょう。
そして、改善点に心当たりがついたら、「必ず克服できる」という信念を持って行動を開始してください。
5.お店が閉店している夢
お店の営業が終了している夢は、あなたが求めるものを手に入れられるのは、まだまだ先になることを暗示しています。
今いる環境がそうさせている場合もあれば、あなた自身のレベルがまだ追いついていない場合も。
いずれにしろ、あなたはまだ求めるものを手に入れるだけの準備が整っていないようです。
今は目標や夢に向けて、大きな行動を起こす時期ではなさそう。
それよりも、これまで手をつけていなかった目の前の課題に取り組むなど、しっかりと足場を固めていくことが必要です。
6.潰れたお店の夢
廃業したお店が夢にあらわれるのは、人生に対するモチベーションが低下しているサイン。
自分自身にすっかり自信を失くしてしまっているようです。
あるいは、未来に希望を持ちづらくなっているのかもしれません。
とはいえ、生きている以上、色々なことがあるものです。
たとえ若くして成功したとしても、晩年は苦労する人生もありますし、苦労の連続から、晩年は幸せをつかむケースもあります。
今、あまり人生がうまくいっていないと感じる人も、ずっとこのままの状況が続くと決まったわけではありません。
あまり悲観的にならないで、一度限りの人生をもっと大切に考えてあげてくださいね。
やり方さえ間違えなければ、人生は必ず良くなっていくものなのですから。
7.お店に欲しいものがない夢
せっかくお店に来たのに、品揃えが少なくて欲しいものが見つからない…
このような夢を見たら、生きる目的がぼんやりしている可能性があります。
人生において欲しいもの、求めるものが自分でもよくわからなくなっているのかもしれません。
といっても、それらがすぐに見つかるのなら何も苦労はいりませんよね。
一人で考え続けたとしても、何も答えは見つからないでしょう。
それよりも、普段会わない人に会い、話す機会を持つなど、積極的に人と関わってみてはいかがでしょうか。
色々な人の人生や、考え方に触れることは、自分自身を見つめ直す良いキッカケになるはずです。
なお、あなたがお店の店員で、商品が少ないお店を見るのは、「自分には魅力がないのでは?」という不安のあらわれです。
魅力のなさを嘆(なげ)くよりも、「今持っているものをいかに魅力的に見せるか?」という視点が大切になってくるでしょう。
8.お店で商品を買う夢
お店で商品を買う夢は、その商品があらわすものをあなたが手にする、あるいは求めていることを暗示しています。
夢の中で何を買ったのかをよく思い出して、それがあらわす夢占いの意味を調べてみましょう。
また、その商品の”色”が印象的な場合は、色の夢の夢占いの意味も参考にしてください。
※色は、夢占いにおいてとても重要な意味を持つ場合があります。


9.お店で商品を売る夢
あなたが店員として商品を売る夢は、自己アピール願望が高まっている証拠。
たくさんのお客さんに買ってもらえる夢なら、あなたの評価が順調に高まる予感。
ただし、だからといって自己アピールが過剰になりすぎないように。
なお、商品の売れ行きが良くない夢は自分をアピールしたい気持ちと、自分への自信のなさとの間で葛藤(かっとう)が生まれているのかも。
まずは、自分の良さを見つけそれを伸ばすことから始めてみましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
お店の夢を見たら、自分を深く知るヒントと捉えましょう。
お店の印象、並んでいる商品を良く思い出してみてください。
そこは、あなたが気づいていない欲求があらわれているかもしれませんよ。
今回の記事があなたの夢を読み解くヒントになれば幸いです。
それでは。