夢の中で「死」にまつわる夢を見たら、不安になるのではないでしょうか。
ただ、「死」にまつわる夢の多くは、吉夢だとされているので、安心してください。
しかし、「死を宣告される夢」においてはまた意味が異なります。
そこで今回は、以下の2つの夢について解説していきます。
- 死期が近い意味を表す夢
- 夢の中で「死期が近い」と宣告されたときの夢の意味
もちろん、夢は予言ではないので、実際に現実でどのようになるかはわかりません。
ただし、内容によっては、気を付けて暮らした方が良いでしょう。

夢占い師(日本占い師協会)、夢鑑定士(日本メディカル心理セラピー協会)。
人それぞれ見る夢は様々です。個人に寄り添う夢占いの提供を目指している。
現実で死期が近いときに見る夢

現実世界で死期が近くなると、今まであなたが見てきた夢とは、多少雰囲気の異なる夢を見るようになるでしょう。
これは、あなたの精神的な不安や死に対する想いから見る夢です。
たとえば、昔を懐かしむような夢を見たり、亡くなった人が現れたりするような夢は、死期が近いときに見る夢だとされています。
また、同じ夢を何度も見るようになるのが特徴です。
とくに死期が近い時に見る夢としては、以下のようなものがあります。
- 亡くなった人が出てくる
- 亡くなったペットが出てくる
- 出かける身支度をする
- 懐かしい夢を見る
- 走馬灯のような夢を見る
- 夢で綺麗な音を聞く
上記のような夢を見た場合は、現実であなたの死期が近い意味があるかもしれません。
ただし、必ずしも死が訪れるわけではないので、必要以上に恐れないでください。
以下で、それぞれの夢についって、解説します。
亡くなった人が出てくる夢
夢の中に亡くなった人が出てくる場合は、「お迎え」である可能性があります。
ただし、これは無理に死へ引っ張るような怖い夢ではありません。
亡くなった人が、あの世で「待っているよ」と、死への怖さを取り除こうとしてくれているのです。
人によっては怖いと感じるかもしれませんが、恐れる必要はありません。
もし、今何かしらの原因で、死に近いと自覚しているのであれば、亡くなった人からの言葉を素直に聞き、恐怖心を取り除きましょう。
亡くなったペットが出てくる夢
死期が近づいているときに、亡くなった人ではなく、ペットが出てくる場合もあります。
小さい頃に飼っていたペットなどが出てきた場合は、死期が近いサインである可能性が高いです。
ただし、ペットに思い入れがある場合は、単純に思い出として夢を見ている可能性もあります。
また、動物の種類によっても意味は異なってくるので、必ずしも死期が近い時に見る夢とは断言できません。

出かける身支度をする
出かける身支度をするような夢は、あの世へ行く準備をしている夢とされています。
死期が近づくにつれて、あなたの心が準備を始めているのです。
とくに、ちょっと出かける程度ではなく、海外旅行に行くような大きな荷物をまとめている夢であると、死期が近い可能性は高くなります。
夢と同じように、あなたの気持ちは準備に向かっているのではないでしょうか。
懐かしい夢を見る
自分の幼い頃や若い頃を思い出すような、懐かしい記憶が出てくる夢は、死期が近い可能性が高いです。
合わせて、亡くなっている家族などが出てきたならば、もう死がすぐそこまで来ているのかもしれません。
もちろん、現実の記憶を辿っているので、ただただあなたが過去に強い思い入れがある可能性もあります。
走馬灯のような夢を見る
人生の走馬灯の夢を見るのは、死期が近い可能性があります。
よく、死の前には走馬灯を見ると言いますが、夢に対しても同様です。
そもそも、なぜ人は死の前に走馬灯を見るのかというと、身体が死の危険を防ぐために、これまでの記憶から乗り切る方法を探しているからだと言われています。
そのため、走馬灯のような夢を見た際には、まだあなた自身や身体が「生きたい」と感じているのかもしれません。
また、人生において、やり残したことがある可能性もあります。
夢で綺麗な音を聞く
夢の中の綺麗な音楽は、天国の象徴です。
死期が近づいているあなたは、心も体も死への準備ができ、天国をイメージしているのかもしれません。
心地よい音楽のなかで、死への恐怖が取り除かれていくでしょう。
死期が近いと宣告される夢の意味

死期が近いと宣告されたり、死期が近いと感じる夢は、決してそのままの意味ではありません。
「仕事や勉強など、努力していることに対して挫折する恐れがある」といった意味があります。
ただし、決して凶夢ではなく、夢のなかであなたが感じた印象によっては、吉夢になりえるのです。
あなたが感じた印象による夢の意味の違いについて、以下で解説します。
死期が近いと感じる夢で明るい印象を受けた場合
死期が近いと感じる夢でも、明るい印象を受けた場合は、転換期を意味しています。
失敗はしてしまうかもしれませんが、やり直しのチャンスが生まれる運気です。
もし現実で大きな失敗をしていても、「諦めずに続ければチャンスになる」という警告の意味もあるので、そのまま努力を続けてください。
今、あなた自身が感じているよりも、ひどい状況ではないので、努力を続ければ運気が上がっていきます。
死期が近いと感じる夢で悪い印象を受けた場合
死期が近いと感じる夢で悪い印象を受けた場合は、健康運に注意してください。
体調不良やメンタル悪化の運気を示しています。
その他にも、仕事や勉強に対しての、あなたの向き合う姿勢が甘いという警告の意味もあります。
そのため、もし少しでも体調を崩しているならしっかりと休みをとり、仕事や勉強で成果が出ていないのであれば、向き合い方を見直してみてください。
相手別の「死期が近い」と宣告される夢

「死期が近い」と宣告される夢でも、誰が宣告を受けていたのかによって意味合いが異なります。
あなたが宣告を受けている場合もあれば、家族や友達が宣告を受けている場合もあるでしょう。
以下では、相手別8パターンに分けて夢の意味を解説します。
- 自分
- 家族
- 友達
- 恋人
- 元彼
- 好きな人
- 配偶者
- 知らない人
それぞれのパターンからわかる暗示を意識して、現実に活かしてください。
自分の死期が近いと宣告される夢
自分の死期が近いと宣告される夢は、何かしらの焦りを感じている可能性が高いです。
何に焦りを感じているかは、人によって異なります。
恋愛であったり仕事であったり様々ですが、あなた自身も自覚しているはずです。
もし自覚しているのであれば、思い切って積極的な行動をとってみると良いでしょう。

家族の死期が近いと宣告される夢
家族の死期が近いと宣告される夢は、あなたが家族へ不満を持っている象徴です。
家族への不満が溜まっていたり、コミュニケーションがうまくとれていなかったりするのではないでしょうか。
また、家族のなかでも、父親に対して死期が近いと宣告されている夢の場合は、あなたが自立していない表れです。
仕事や生活など、まだ両親に頼ってしまっているのかもしれません。

友達の死期が近いと宣告される夢
友達の死期が近いと宣告されている夢は、あなたが感じる印象によって意味が異なります。
友達の死期が近いと知って悲しさを感じた場合は、「友達を失いたくない」という気持ちが強いです。
そのため、もしその友達と疎遠になっているのであれば、話し合いをする場を設けるなど、何かしらのアクションをとりましょう。
友達の死期が近いと知って悲しさを感じなかった場合は、その友達に対して不満を抱いているかもしれません。

恋人の死期が近いと宣告される夢
あなたの恋人の死期が近いと宣告される夢は、恋人への不安を表しています。
日々の生活で「恋人に振られるのではないか」「恋人に嫌われるのではないか」と心配になっているのではないでしょうか。
ただ、その不安が現実に反映されるわけではありません。
恋人を愛しているからこそ見る夢なので、改めて恋人と話す時間を作って、あなたの不安を解消しましょう。

元彼の死期が近いと宣告される夢
元カレや元カノなど、昔の恋人に対して死期が近いと宣告される夢は、あなたの未練が断ち切れている証拠です。
元恋人に対しての気持ちの区切りがついているので、吉夢と言えるでしょう。
夢占いにおいては運気上昇の暗示もあるので、ポジティブにとらえてください。
この夢を見たときは、新しいチャレンジにも向いている時期なので、興味のあることをどんどん始めてみると良いでしょう。
好きな人の死期が近いと宣告される夢
あなたの好きな人に対して死期が近いと宣告される夢は、あなたがどのように接しているかによって意味が異なります。
あなたが好きな人を励ましていたり寄り添っていたりするのであれば、現実でも近い存在になれる可能性が高いです。
まだ相手との距離が近くなくても、積極的に話しかけてみると良いでしょう。
反対に、好きな人の死期が近いと宣告されているにも関わらず、あなたが何も行動できていない夢である場合は、相手との発展が望めない暗示です。

配偶者の死期が近いと宣告される夢
夫や妻など、配偶者の死期が近いと宣告される夢は、警告夢です。
夫婦間が上手くいっていない場合に見る夢とされています。
もしかしたら今あなたは、配偶者に対して不信感があったり、隠し事をしていたりするのではないでしょうか。
そのまま放置するとさらに確執がうまれてしまうので、夫婦間での話し合いが必要です。
他人の死期が近いと宣告される夢
知らない人が出てきて、死期が近いと宣告される夢は、自分自身が宣告される夢と同じ意味を持ちます。
知らない人というのは、自分自身の投影であり、主観的に見ているか客観的に見ているかの違いです。
「何かに焦りを感じている」という夢の暗示自体は変わらないので、他人だからといって関係ないと思わないようにしましょう。
死期が近いと宣告された後の行動別夢占い

夢のなかで「死期が近い」と宣告されて、あなたはどのような行動をとったでしょうか。
夢占いでは、あなたのとった行動によっても意味が変わってきます。
以下では、行動別4パターンに分けて意味を解説します。
- 死期が近いと宣告されて泣く
- 死期が近いと宣告されて準備を始める
- 死期が近いと宣告されて残り時間を楽しむ
- 余命が明日と宣告される
死期が近いと宣告されて泣く夢
死期が近いと宣告されて泣いてしまう夢は、現実とリンクしている傾向があります。
現実でも、何かしらに追い込まれて、心に余裕がない状態ではないでしょうか。
もし向き合っているとしても、深層心理では「逃げ出したい」と思っているのかもしれません。
この夢を見たときに、あまりにも精神的なダメージが強い場合は、一度休んでみてください。
ただし、解決しない問題はありません。
焦りから逃げ出したい気持ちもあるかもしれませんが、しっかり向き合っていけば必ず解決し、運気は上昇していきます。
死期が近いと宣告されて準備を始める夢
死期が近いと宣告されて、死への準備を始める夢は、現実の問題に対しても冷静に判断できる傾向にあります。
もし今現実で何か問題を抱えているのであれば、無理に煮詰めるのではなく、一旦終了させてみるのも良いかもしれません。
恋愛であれば潔く諦めたり、仕事であれば別のプロジェクトに乗り換えたりなどです。
思考がフラットで柔軟になっているので、今の段階であれば、スムーズに行動を切り替えられるでしょう。
死期が近いと宣告されて残りの時間を楽しむ夢
死期が近いと宣告されて残りの時間を楽しむ夢は、とても前向きな感情を表しています。
ほとんどの人は、死期が近いと宣告されて、悲しい気持ちになるでしょう。
しかしあなたは、とても楽観的で前向きな気持ちを持っています。
その前向きさは現実でも反映されるので、何事も前向きに進めていくことができ、問題が解決されていくはずです。
不安や焦りを覚える必要はないので、そのままのあなたで突き進んでください。
余命が明日と言われる夢
余命が明日と言われる夢は、吉夢なので安心してください。
物事の好転を意味している夢なので、今抱えている問題が解決するはずです。
ただし、現実であなたの体調が優れないときにこの夢を見た場合は凶夢になるので、気を付けてください。
まとめ

死期が近い夢は、警告夢である可能性が高いので、今の自分を見直す良いきっかけにすると良いでしょう。
また、以下の夢を見た場合には、現実でも死期が近い可能性があるので、注意してください。
- 亡くなった人が出てくる
- 亡くなったペットが出てくる
- 出かける身支度をする
- 懐かしい夢を見る
- 走馬灯のような夢を見る
- 夢で綺麗な音を聞く
ただし、不安な夢を見たからといって、必ずしも現実に影響するわけではありません。
あなたがポジティブな気持ちで問題と向き合えば、解決する可能性は高いです。
ぜひ今回の記事を参考に、自分に合った解決策を見つけてみてください。