悲しいことは、言うまでもなく少ない方がいいですよね。
それが自分に関わることがあれば尚更です。
では、あなたが夢の中で「悲しい」という感情を覚えたのは、一体何をあらわしているのでしょうか?
今回は、夢占いで悲しい夢の意味について見ていきたいと思います。
悲しい夢があらわす夢占いの意味とは?
大切な人を失うことへの恐れや、これから起こるかもしれない悲しみについて考えるとき、人はとても不安になってしまうものです。
もしかしたら、最近そういった不安に襲われて、心が落ち着かない日々を過ごしているのかもしれません。
何かを悲しむ夢はその影響がそのまま夢の世界にまで反映されたもの、と言えるでしょう。
特に、目覚めてからもずっと悲しい感情が残っているとしたら、過去の出来事を深く後悔していたり、考えるのも嫌なくらいの面倒なことが起きてしまった場合が多いようです。
また、未来に対する漠然とした不安を抱えているときにも、悲しい夢を見ることがあります。
いずれにせよ、夢の中の悲しいという感情は、あなたが今、とてもネガティブな状態にあることを物語っています。
ただ、悲しんでいるばかりでは、おそらく現状は変わらないまま。
自分の思ったとおりにならないからといって、そこで立ち止まるのではなく、前進していくことが肝心です。
前向きな行動は前向きな思考から生まれます。
まずはネガティブな考えから脱却するために、発想を転換する必要があるでしょう。
ここまでの内容だと、悲しい夢=悪い夢と解釈だけになってしまいます。
が、悲しい夢でもその展開次第によっては、良い意味をあらわすこともあるようです。
そこで、ここからは、悲しい夢のパターン別の意味についてもご紹介します。
果たして、あなたの見た夢はどのパターンに近いでしょうか?
悲しい夢 パターン別の意味
1.恋人と大喧嘩して悲しむ夢
彼(彼女)との喧嘩の夢は、一見嫌な夢に思えますよね。
ですが、夢占いで喧嘩の夢は、不満や問題が解消されることを告げる吉夢。
たとえ、あなたが喧嘩をして悲しんでいる夢でもその意味は変わらないようです。
特に、大喧嘩をする夢ほど、むしろ現実の二人の関係が好調なことを暗示しています。
この夢を見て不安になった人も、どうか安心してくださいね。
二人の幸せはまだまだずっと続くことになりそうです。
楽しまなきゃ損ですよ。

2.誰かに嫌われて悲しい夢
誰かに嫌われる夢は、誰かに対する後ろめたい気持ちのあらわれ。
嫌われて悲しむ夢は、あなたが抱えている強い後悔の念を暗示しています。
特に、夢の中の相手が知り合いだとしたら、その人に対する思いのあらわれと言えます。
「ひょっとして、相手を深く傷つけてしまったかもしれない…」
と不安になり、いてもたってもいられなくなっているようです。
この夢を見たら、やるべきことはただ一つ。
相手に対して心から謝ることでしょう。
多くの場合、本当に取り返しのつかないことなんてないのですから…。
3.誰かが死んで悲しむ夢
大切な人の死を悲しむ夢は、その人との別れを恐れる気持ちのあらわれ。
実際にその人の死を予知する夢ではないので安心してくださいね。
それだけ、相手があなたにとって大切な存在であることの証明と言えるでしょう。
また、その人との別れをあらかじめ夢の中で経験しておくことで、心がそれに耐えられるようにしたいという働きでもあります。
親や祖父母、兄弟などの身内や親友は、人生のかけがえのない財産です。
ただ、その関係は永遠ではないことをあなたは十分にわかっているからこそ、この夢を見ているのですね。
なお、嫌いな人が死んで悲しむ夢だとしたら、まったく意味は変わってくるでしょう。
この場合、相手に対して「目の前からいなくなって欲しい」と思っていることのあらわれです。
それくらい、相手が目障りで仕方がないのかもしれませんね。

4.悲しくて泣く夢
悲しくて涙を流す夢を見たら朗報です。
泣く夢は、現実の問題が解消されていくサイン。
あなたが恐れや不安、後悔といったネガティブな感情から解放されることを伝えています。
夢の中で大泣きをする夢ほど、急激な状況の好転をあらわすでしょう。
また、何に対して泣いているのかによって、あなたがクリアする問題が見えてきます。
夢のストーリーをよく思い出してみてくださいね。

5.悲鳴を上げる夢
夢の中で悲鳴を上げるほどの悲しみを感じたら、注意してください。
この夢は、あなたがストレスやプレッシャーに押しつぶされそうになっているサイン。
いわば、心がSOSを発している証拠です。
最近、がんばりすぎたり、無理をしすぎたりしてはいませんか?
不安や緊張によって、心身に多大な負担がかかっているのでしょう。
今はくれぐれも無茶はしないように。
しっかりと休養をとって、心と体のケアにつとめましょう。
また、思い切って環境を変えてみることも一つの方法です。
何よりもまず、あなた自身を大事にしてくださいね。

6.悲鳴を聞く夢
どこからともなく悲鳴が聞こえてくる夢は、何らかの異常事態が発生する予感。
これまで問題がなかったのに、急にトラブルが続出する…
といったことになる恐れがあります。
予想していないことが起きる可能性が高いので、しばらくは、自分の身の回りにはよく注意を払っておきましょう。
何かあってからでは遅いですよ。
また、特定の人が夢の中で悲鳴をあげているのは、その人の身に何かが起きる知らせかも。
この夢を見たら、相手のことをそれとなく気にかけてあげたほうがよさそうです。
7.悲しい顔した人が出てくる夢
悲しい顔をした人が出てくる場合は、「あなたが道を誤っている」という夢からの忠告です。
その人物が老人などの年配の人なら、特に注意が必要です。
あなたがこれからしようとする判断、あるいはすでにしてしまった判断には、大きな問題があるのかもしれません。
新しいことを始めようとしている時に見たとしたら、もう一度よく考え直したほうがいいでしょう。
単純に何かを失敗するだけなら、良い経験をしたと割り切ることもできます。
が、この夢を見たということは、取り返しのつかない致命的な失敗へと進んでいる傾向です。
夢からのアドバイスをよく検討して、なんとしても失敗を回避しましょう。

8.悲しい話(知らせ)を聞く夢
とても悲しい話を耳にする夢は、予知的な意味を持つことが少なくありません。
たとえば、新聞やTVで悲惨なニュースを見たとしたら、実際に悲しい出来事が身の回りで起きる予兆になる、といった具合です。
夢の中で聞いたり目にした話の内容によく注目してみましょう。
といっても必ずしも、その内容の通りのことが起きるというわけではありません。
が、それに象徴されるような出来事が起きる可能性は高そうです。
十分に用心しましょう。
たとえ悪い未来が待ち構えていたとしても、あらかじめ準備しておくことでダメージは少なくできます。


9.誰かを悲しませる夢
夢の中で誰かを悲しませてしまうのは、その人に対する後悔や懺悔(ざんげ)の気持ちがあらわれたもの。
「できることなら無かったことにしたい」
そう思ってしまうくらいに、あなたは相手にしてしまったことを申し訳なく思っているのでしょう。
その気持ちがそのまま夢の中に反映されているのですね。
もし、まだ間に合うのなら、今の正直な思いを相手に伝えてみてはいかがでしょうか。
また、この夢は、
「相手を悲しませてしまうかもしれない」
という恐れの気持ちをあらわすこともあります。
相手に言えない秘密や隠し事がある場合は、こちらの意味が当てはまるでしょう。

10.悲しみが晴れる夢
悲しんだあとすっきりした気分が残る夢は、不安や恐れからの解放を意味します。
たとえ、今大変な状況に置かれていたとしても、それを乗り越えた先に幸運が待ち構えている暗示です。
あきらめずに、これまで取り組んできたことをそのまま続けていきましょう。
ゴールはもうすぐですよ。
また、夢の中で悲しんでいたとしても、目覚めたらとても爽快な気分になることもあります。
この場合、夢の中で悲しみを経験したことで、ストレスや不安が解消されたと言えるでしょう。
ネガティブな感情を吐き出したことで、次第にポジティブなパワーが生まれつつあります。
調子は上向きですので、この勢いを大切にしたいものですね。
まとめ
悲しい夢の意味、いかがでしたでしょうか?
前に進むのが怖い時、本当に辛くて、不安で仕方がない状況にいる時は、立ち止まってみることも大事です。
心が内に向いている時は、とことん内に向かせておくこと。
そうすると、次第に心が内にばかり向かっている状態に飽きてきたり、窮屈に感じてきます。
そのタイミングで、心を外に向けるくらいでちょうどいいのかもしれませんよ。
ずっと動き続けるのも辛いですが、ずっと動かないこともまたそれ以上に辛いものです。
「そろそろここから動き出したい」
そう思えるようになったら、ゆっくりと前に進み始めていきましょう。
今回の記事があなたの夢を読み解くヒントになれば幸いです。
それでは。