養子は、今よりも昔の方が活発に行われていたそうです。
というのも、昔は「家を継ぐこと」が絶対とされていたためで、
跡継ぎが産まれない場合、養子縁組をすることによって、家が絶えることを回避していました。
逆に言えば、養子縁組はそんなに珍しいことでもなかった、とも言えます。
ただ、今でも養子縁組は行われてはいるものの、あまり頻繁に行われているイメージはありません。
では。そんな身近とは言い難い「養子」が夢の中に突如として現れたとしたら、そこには何が示されているのでしょうか?
夢占いで、早速その意味を見ていきましょう。
養子が夢に出てくる意味とは?
夢に登場する養子には、大きく次の3つの意味があるとされています。
- 愛情への飢え
誰かからの愛情に飢えている時、夢の中に養子が現れることがあるようです。
それは、異性との関係や、家族関係、あるいは友人関係への「飢え」をあらわす場合もあるでしょう。
満たされない心を抱えたままだとていると、さらに満たされない状況を引き寄せてしまうものです。
あなたには今、心のセラピーが必要なのかもしれません。 - 身近な誰かの分身
夢に現れた養子は、ひょっとすると、身近な誰かの分身なのかも。
もし特徴的な印象がある養子なら、そこにヒントがあるかもしれません。
また、場合によっては、今後身近な存在になる誰かを象徴していることも。
夢の展開に注意しつつ、慎重に判断してみましょう。 - 子供が欲しいという願望
養子の夢は、「子供が欲しい」という願望をストレートに反映しているケースもあります。
特に、まだ子供がいない人で妊娠を望んでいる人が見る場合、その傾向は強いでしょう。
では、養子の夢の基本的な意味を見てきたところで、
ここからは、パターン別の意味についてもチェックしていきましょう。
養子の夢 パターン別の意味
1.子供のいない人が養子を迎える夢
多くの場合、子供が欲しいという願望がストレートに反映された夢です。
通常、夢の中に「いないなはずの自分の子供」が出てくる夢は、ハッキリと養子とわかるケースは少ないもの。
この夢の場合、養子を迎え入れるという具体的な内容であることから、「子供が欲しい」という願望の度合いは強いと言えます。
なお、養子の制度のことなどを最近調べたのだとしたら、そのことが引き金となって見た可能性も少なくないでしょう。
とはいえ、そもそも養子の制度を調べる機会は、おそらく制度の利用を検討している人が大半のはず。
いずれにしろ、「子供が欲しい」という気持ちのあらわれと解釈して差支えなさそうです。
2.子供がいる人が養子を迎え入れる夢
すでに自分の子供がいるのにもかかわらず、養子を迎え入れている…
この夢が意味するのは、「子育てに対する後悔」のあらわれです。
もしかしたら、あなたは自分の子育てにいくつかの失敗を感じているのかもしれません。
いわばこの夢は、子育てをやり直したい、という気持ちが反映されているのですね。
子育ては確かに重要な仕事です。
子育てが子供の人格形成に影響与えることは、誰しもが認めるところでしょう。
ただ、子供にも生まれながらの個性があることもまた事実。
親が「こういう子供に育てたい」と思っても、そう育たないことの方が多いのではないでしょうか。
結局、子育ては重要ではあるけれど、「すべてではない」のかもしれません。
子育てを失敗したと悔いるより、そのままの子供の良さや素晴らしいところに目を向けてあげたいものですね。
3.誰かが養子をとる夢
自分以外の誰か別の人物が養子をとる…
そんな展開の夢を見たら、それは吉報です。
今後、新しい人間関係が築けることになるでしょう。
その相手とは、まるで家族のように近い、信頼できる関係を築けそうです。
もしも、養子をとる人物があなたの知り合いなのだとしたら、その人が縁を繋いでくれるキーパーソンかも。
その人との関係をこれまで以上に大切にしていきたいものですね。

4.養子になる夢
誰かの家庭で養子として過ごしているなんて、なんだかとても不思議な夢ですよね。
実は、この夢が意味するのは、「生まれ変わり願望」です。
あなたは、今の自分の人生に、どこか物足りなさを感じているのでは?
そして、その原因を家庭環境や生い立ちに求めてしまっているようです。
ひょっとすると、
「よその家に生まれたら、人生変わっていたはず」
という思い込みがあるのかもしれません。
たしかに、どんな家に生まれるのかを選択することはできません。
ただ、少なくとも成人して自分の稼ぎで生きるようになれば、それからの選択はすべてあなたの自由です。
変えられないものに固執するよりも、変えられるものに目を向けるように意識すること。
すぐには無理でも、少しずつ意識を変えていきましょう。
5.金持ちの養子になる夢
お金持ちになりたい、という欲求のあらわれです。
人間、誰しもお金が欲しいと思うのが自然なので、そこまで気にする必要はないでしょう。
しかし、もしも夢の中でお金を浪費していたとした注意してください。
その場合、金銭感覚がルーズになっていることの警告になります。
もしかしたら、お金の面で色々とトラブルを起こしてしまうかもしれません。
今後しばらくは、お金をきちんと管理するように意識しましょう。
6.貧しい家の養子になる夢
もしかして、あなたはお金を嫌悪していませんか?
貧しい家庭にわざわざ養子にいく夢を見るのは、お金を遠ざけたいという意志のあらわれです。
これまでに、お金にまつわることで何か嫌なことが起きてしまったのかもしれません。
ただ、本質的にはお金はただの数字であり、紙切れであり、金属です。
そこに意味を持たせているのは人間。
綺麗事抜きで、お金に罪はないのです。
結局、悪いのは、私利私欲を満たすためだけにお金を利用する汚い人間です。
なので、実はお金を遠ざける必要は一切ありません。
豊かになることを恐れないでください。
人として生まれたら皆、豊かになれる権利はあるのですから。
7.赤ちゃんを養子に出す夢
生まれたばかりの赤ちゃんを養子に出す…
なんとも衝撃的な夢ですよね。
この夢が意味するのは、子育てに対する不安のあらわれ。
特に、出産を経験していない人や、妊娠中の人なら尚更その意味が強くなりそうです。
これから生まれてくる赤ちゃんを育てることに、不安を抱えているのかもしれません。
たしかに養子に出してしまえば、その必要はなくります。
とはいえ、実際に養子に出すという意味ではないはずです。
あくまでも不安に駆られて一時的にこんな夢を見たという場合がほとんどでしょう。

まとめ
いかがでしたでしょうか?
養子の夢は、見る人の置かれている状況によって大きく解釈が変わる夢です。
夢で見た内容はもちろんですが、まずはそのことを念頭に慎重に判断してみてくださいね。
今回の記事があなたの夢を読み解くヒントになれば幸いです。
それでは。